GIC×ASOC第5回オンラインセミナーを開催しました
グローバル?イノベーション学研究センターは今年度、九州大学アジアオセアニア研究教育センターと、ASOC (Asian Scholars Online Consortium)のセミナーシリーズを共催いたしております。
その第5回目として、8月25日(金)にDr. クー?イン?フーイ(マラヤ大学准教授)によるオンラインセミナー「アジアにおけるワクチンの公平性、透明性、および説明責任:現実とジレンマ」を実施いたしました。
日時:2023年8月25日 13:00-14:30(日本時間)
場所:オンライン
主催:篮球即时比分グローバル?イノベーション学研究センター?九州大学アジアオセアニア研究教育センター文化変動クラスターモジュール
担当:市川顕
参加者:15名
講演者: クー?イン?フーイ准教授(Khoo Ying Hooi)マラヤ大学(UM)准教授、国際問題学科部長)
講演タイトル:アジアにおけるワクチンの公平性、透明性、および説明責任:現実とジレンマ
(Vaccine Equity, Transparency, and Accountability in Asia: Reality and Dilemma)
<報告内容>
本セミナーでは、マラヤ大学のクー准教授より東南アジア、南アジア、中央アジアの3つのサブリージョンにまたがる11カ国の状況についての最新の研究内容が紹介されました。冒頭に新型コロナウイルスのワクチン不平等性について、次に中国で生産されたワクチンに焦点を当てた報告がありました。そして、中国で生産されたワクチンが各国のワクチンアクセスと公平性にどのような影響を及ぼしているかについての調査結果や、11の対象国における中国の影響力、中国のワクチン外交が各国でどのように機能しているかについて解説されました。質疑応答セッションでは、研究の方法や11カ国を選定した基準について質問があり、ワクチンの公平性、透明性、責任に関する効果的なコミュニケーションに関する戦略やアイデアについても活発な議論が行われました。